鹿児島三大行事のひとつの「曽我どんの傘焼き」です。鹿児島市内を流れる甲突川河畔に約350本の和傘を組み、締め込み姿の男たちが火をつけ燃やしていきます。火は一気に燃え上がり、火の粉を散らしながら10mもの火柱となります。周囲には約4000個の紙灯籠も並べられ、幻想的な雰囲気の中、多くの見物客が詰めかけていました。
この行事は、昔曾我兄弟が、父親の仇(かたき)を討つ時に、傘を松明(たいまつ)代わりに使用したということにちなんで行われるようになりました。